正直ちょっとナメてました。
そうです、しまむらです。
「安い服屋でしょ?」くらいの認識。
「なんでこれで成り立ってるんだろう?」

普通のアパレルの“正解”
一般的なアパレルってこうです。
- トレンドを追う
- 売れる商品を企画する
- ブランド力で勝負する
- 接客でクロージングする
いわば、「作って・魅せて・売り切る」モデル。
あれ?しまむらって全部やってなくない?
そうなんです。
しまむらって、
この“定石”からめちゃくちゃ外れてます。
接客しないという戦略
普通は声かけして売るのに、
しまむらはほぼ放置。
でもこれ、サボりじゃなくて設計です。
- 自分で見つける
- 比較する
- 掘り出し物を探す
お客さんに「宝探し体験」をさせているんです。
気づいたら長居してしまいます。
トレンドを追わない理由
しまむらが狙ってるのは
普段着=生活インフラ
つまり、
- おしゃれのためじゃない
- 必要だから買う
このポジションにいます。
ドミナント戦略で“逃げ場をなくす”
しまむらはグループで2200店舗以上。
地方では特に、
半径2km圏内に存在するレベルです。
これで何が起きるかというと、
- 困ったらとりあえず行く
- 他と比較しない
- 第一想起になる
この感覚ありませんか?
- 急に喪服が必要になった
- 子供の服が足りない
- 部屋着が欲しい
そのとき自然と行くのが、しまむら。
これって
ユニクロやZARAでは起きない動きですよね。
戦ってないのに勝ってる
まとめると、
- トレンドで戦わない
- 接客で戦わない
- ブランドで戦わない
その代わりに、
「必要な時にそこにある」ポジションを取りに行ってる
これが強いんです。
多くの広告は“ユニクロ型”
SNS広告は基本こうなりがちです。
- 見た目を良くする
- 訴求を強くする
- 即決させる
つまり、
「今すぐ欲しい人」を取りに行く
これはさっきのユニクロやZARAと同じ戦い方ですね。
しまむら型SNS広告
しまむら型SNS広告を考えてみると、全然違います。
① 売り込まない
- 無理にCV取らない
- 押し強いコピー使わない
見る側に委ねます。
② 探させる設計
- 投稿を複数に分ける
- 比較させる
- 気づきを与える
ユーザーが自分で見つけます。
③ 必要な時に思い出させる
ココが一番重要です。
- 日常的に接触する
- 信頼を積む
- 第一想起を取る
そして、「必要になった瞬間に選ばれる」。
例えばこんな違い
普通の広告:
- 今だけ!
- 限定!
- 早く買って!
しまむら型:
- こういう時に困るよね
- 実はこういう選び方ある
- 保存しておいて
本質はこれ
「売るタイミング」をコントロールしてるかどうか
- 今売るのか
- 必要な時に選ばれるのか
まとめ
しまむらが強い理由はシンプル。
- 売り込まない
- 探させる
- 必要な時に思い出される
そしてこれは、
SNS広告でも完全に再現できます。
派手に勝たなくてもいいんです。
“負けないポジション”を取った時点で勝ちなんです。
デザイン系の専門学校卒業後、WEB動画系会社、フリーランスを経て現職へ。株式会社ガイネット取締役。映像制作、SNSプロデュース、グラフィックデザイン、イラストを手掛ける。