ラッキーピエロから学ぶ、広げないことで強くなるブランドの作り方

ChatGPT Image 2026年5月26日 23 15

ラッキーピエロって、すごいですよね。

北海道の人ならもちろん知っていると思いますし、函館に行ったら「せっかくだからラッピ寄ろうかな」と思う人も多いのではないでしょうか。

ラッキーピエロといえば、やっぱりチャイニーズチキンバーガー。

名前からして強いです。

普通のハンバーガーではなく、甘辛いチキンが入った、あの独特の感じ。

初めて食べたときに、
「これは函館で食べたな」
と記憶に残る力があります。

ラッキーピエロの強さは、味だけではない

ラッキーピエロの面白さは、ただハンバーガーが美味しいことだけではありません。

私がすごいと思うのは、函館という地域に深く根を張っていることです。

人気が出たら、普通は札幌に出したくなる。
東京に出したくなる。
全国展開したくなる。

もちろん、それもひとつの成長です。

ただ、ラッキーピエロは「函館に行かないと食べられない」という価値を大事にしているように見えます。

ここが、非常に強いと思います。

どこにでもないから、特別になる

どこにでもあるものは便利です。

しかし、どこにでもあるものは、だんだん特別感が薄れていくこともあります。

一方で、そこに行かないと味わえないものは、体験になります。

函館に行く。
ラッキーピエロに寄る。
チャイニーズチキンバーガーを食べる。
あの独特な内装の店舗に入る。
「函館に来たな」と感じる。

つまり、ラッキーピエロはハンバーガーを売っているだけではなく、
函館の思い出の一部を売っている
のだと思います。

これは、かなり大きなブランド価値です。

店舗ごとに違うから、記憶に残る

さらに面白いのは、店舗ごとに個性があることです。

普通、チェーン店はどの店舗でも同じ体験を提供しようとします。

それは安心感につながりますし、効率も良い。

でもラッキーピエロは、全部を同じにしすぎない。

それぞれの店舗にテーマがあり、少しクセのある空間になっています。

この、
統一しすぎない感じ
が、逆に記憶に残るのだと思います。

整えすぎると、らしさが消えることもある

経営的に見ると、これはかなり大事な話です。

会社が大きくなると、つい効率化や統一感を優先したくなります。

もちろん、それも大切です。

ただ、整えすぎると、その会社らしさや地域らしさまで消えてしまうことがあります。

きれいに揃っている。
見やすく整っている。
どこに出しても違和感がない。

これは一見良いことです。

でも、その結果として「どこにでもありそうな会社」に見えてしまうこともあります。

ラッキーピエロは、その逆をいっているように見えます。

函館らしさ。
店舗ごとのクセ。
メニューの独自性。
観光客にも地元の人にも記憶される体験。

それらを残しているからこそ、強いブランドになっているのだと思います。

広げることだけが成長ではない

ブランドは、必ずしも広げれば強くなるわけではありません。

狭く深く刺す。
地域の人に愛される。
観光客にとっても目的地になる。
そこに行かないと味わえない価値を作る。

これも、立派な成長戦略だと思います。

むしろ、地域企業にとっては非常に重要な考え方かもしれません。

すべての会社が全国展開を目指す必要はありません。

すべての会社が万人受けを狙う必要もありません。

自分たちが選ばれている地域や、お客様との関係性を深く掘ることで、強いブランドになることもあります。

広告やデザインにも通じる考え方

この考え方は、ホームページや映像、デザインにも通じます。

多くの会社は、自社の発信を整えようとすると、つい「きれいで無難なもの」に寄せてしまいます。

もちろん、見やすさや清潔感は大切です。

ただ、それだけでは他社との違いが伝わりにくいこともあります。

本当に伝えるべきなのは、その会社らしさです。

  • どんな地域で選ばれてきたのか
  • どんなお客様に愛されているのか
  • どんな空気感を持っているのか
  • 他社ではなく、そこに頼む理由は何なのか

こうした部分が伝わると、広告や制作物はただの説明ではなく、ブランドの体験になります。

まとめ:らしさを残すことが、ブランドになる

ラッキーピエロを見ていると、強いブランドは「どこにでもある便利さ」だけで作られるものではないと感じます。

むしろ、場所や空気感やクセまで含めて、記憶に残るブランドになっている。

函館に行ったら食べたくなる。
あの店舗の雰囲気を思い出す。
チャイニーズチキンバーガーの名前が記憶に残る。
人に話したくなる。

こうした体験の積み重ねが、ブランドの強さになるのだと思います。

私たちも、ただ見た目の良い広告や制作物を作るのではなく、
その会社らしさや地域で選ばれてきた理由まで伝わるホームページ、映像、デザインを作っていきたいと思います。

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