
チョコバッキーってアイス、ご存じですか?
あれ、好きなんですよね。
まだまだ、ああいう“いかにも子どもが喜びそうなもの”に目がない私です。
そのチョコバッキーを販売している会社が、シャトレーゼです。
シャトレーゼと聞くと、
安くケーキやアイスが買えるお店
という印象を持っている方も多いと思います。
もちろん、今でも価格の手頃さは大きな魅力です。
ただ、シャトレーゼのすごさは、単に安いことだけではありません。
私が思うシャトレーゼの強さは、
「ちょっと嬉しい」を日常の中に入り込ませていることです。
「買いやすいけど、ちゃんと嬉しい」という立ち位置

シャトレーゼの商品は、高級すぎるわけではありません。
かといって、安っぽく見えるわけでもありません。
ちょっとしたご褒美にピッタリ。
家族に買って帰るのにちょうどいい。
子どもが喜びそうなアイスを、気軽に買える。
手土産にも使える。
この、
「買いやすいけど、ちゃんと嬉しい」
という立ち位置は、とても強いと思います。
シャトレーゼは公式にも、素材にこだわったスイーツをお手頃な価格で、工場直送で届けるという考え方を打ち出しています。
ここが、非常にうまいところです。
高級すぎず、安っぽくもない絶妙なバランス
スイーツに限らず、どんな商品やサービスでもそうですが、高級感を出そうとすると、どうしても一部の人のものになりやすくなります。
逆に、安さだけを押し出しすぎると、特別感がなくなってしまいます。
高級すぎると、日常使いしにくい。
安さだけだと、嬉しさが薄くなる。
でもシャトレーゼは、その真ん中をうまく取っているように見えます。
要は、
日常に近い価格で、少しだけ非日常を感じられる
ということです。
このバランスが、シャトレーゼの大きな強みなのだと思います。
ガトーキングダムに広がる「体験の価値」
そして、この延長線上にあるのがガトーキングダムです。
ガトーキングダムは「お菓子の王国」という意味を持ち、お菓子の工場を併設したリゾートホテルとして紹介されています。
ここが面白いところです。
シャトレーゼのブランドは、店舗でお菓子を買うだけにとどまりません。
ホテル、プール、温泉、ビュッフェ、家族の思い出づくりまで広がっています。
つまり、商品としてのスイーツを飛び越えて、
体験としての価値
まで創造しているのです。
これは、かなり学びがある部分だと思います。
強いブランドは、商品ではなく「感情」を売っている
多くの会社は、自分たちの商品やサービスをそのまま売ろうとします。
ケーキ屋なら、ケーキを売る。
ホテルなら、宿泊を売る。
制作会社なら、ホームページや映像を売る。
もちろん、それ自体は間違いではありません。
ただ、本当に強いブランドは、商品そのものだけではなく、その先にある感情や体験を売っています。
シャトレーゼなら、シンプルに「甘いものを買う」だけではありません。
家族が少し嬉しくなる時間を売っている。
ガトーキングダムなら、単純に「ホテルに泊まる」だけではありません。
家族で過ごす、手の届く非日常を売っている。
ここに、広告やデザインの大事なヒントがあると思います。
広告やデザインも、商品説明だけでは弱い
ホームページ、映像、チラシ、名刺、SNS。
どれも、ただ商品やサービスを説明するだけでは弱いです。
大事なのは、それを選んだ人が、
- どんな気持ちになるのか
- どんな未来を得られるのか
- 誰に喜んでもらえるのか
- どんな時間が生まれるのか
ここまで伝えることです。
ただ機能を説明するだけでは、人の心には残りにくい。
でも、その商品やサービスによって生まれる感情や体験まで伝えられたとき、初めて「選ばれる理由」が生まれるのだと思います。
大切なのは「ちょうどいい価値」を伝えること
シャトレーゼを見ていると、商売は「高級に見せればいい」というものでも、「安さだけを打ち出せばいい」というものでもないと感じます。
大切なのは、
お客様にとってちょうどいい価値を、ちゃんと伝わる形にすること
です。
手が届く。
でも、嬉しい。
身近。
でも、少し特別。
このバランスを作れる会社は強いと思います。
まとめ
シャトレーゼは、ただ安くケーキやアイスを売っている会社ではありません。
日常の中に「ちょっと嬉しい」を届け、さらにガトーキングダムのような形で、家族の思い出や手の届く非日常にまでブランドを広げています。
そこから学べるのは、商品やサービスそのものだけではなく、
その先にある感情や体験まで伝えることの大切さ
です。
私たちも、ただ綺麗な広告や制作物を作るのではなく、その会社の商品やサービスが、お客様にどんな感情や体験を届けているのか。
そこまで言葉とデザインに落とし込んで、選ばれる理由が伝わるホームページ、映像、デザインを作っていきたいと思います。
デザイン系の専門学校卒業後、WEB動画系会社、フリーランスを経て現職へ。株式会社ガイネット取締役。映像制作、SNSプロデュース、グラフィックデザイン、イラストを手掛ける。