
これまでの記事では、HTMLで「骨組み」を作り、CSSで「デザイン」を整える方法を解説してきました。
しかし、今のWeb制作現場では、それらの知識に加えて「WordPress(ワードプレス)」という仕組みを使うのが一般的です。
「HTMLとCSSがあればサイトは作れるのに、なぜわざわざWordPressを使うの?」
今回は、その疑問を解消するために、WordPressの仕組みと導入する最大の理由をわかりやすく解説します!
1. WordPressは「Webサイトの管理システム」
WordPressは、専門用語でCMS(Content Management System)と呼ばれます。日本語に訳すと「コンテンツ管理システム」です。
これまでの方法(HTML/CSSのみ)では、1つ記事を追加するたびにファイルを新しく作り、コードを書いてサーバーにアップロードする必要がありました。しかし、WordPressを導入すると、プログラミングコードを触ることなく、ブラウザ上の管理画面からボタン一つで記事を公開できるようになります。
- HTML/CSSサイト: 専門家がコードを書き換えて更新する
- WordPressサイト: 誰でもブログ感覚で更新できる
2. なぜWordPressが選ばれるのか?3つのメリット
世界中のWebサイトの約4割以上がWordPressで作られていると言われています。その理由は、単に「更新が楽だから」だけではありません。
① 専門知識がなくても運用できる
一度サイトを立ち上げてしまえば、HTMLやCSSの知識がない担当者でも、お知らせの更新やブログの投稿が可能です。制作会社に依頼しなくても自分たちで即座に情報を発信できるのは、ビジネスにおいて大きな強みです。
② 「プラグイン」で機能を簡単に拡張できる
「お問い合わせフォームを作りたい」「サイトを高速化したい」「セキュリティを強化したい」といった要望も、WordPressならプラグインという追加機能をインストールするだけで実現できます。ゼロからプログラミングする手間を大幅に短縮できます。
③ デザインを「テーマ」で変更できる
テーマと呼ばれる着せ替え機能を使えば、サイト全体のデザインを一瞬で切り替えることができます。プロが作った高品質なデザインをベースに、自分たちの好みに調整することが可能です。
3. WordPressが動く仕組み
WordPressは、HTMLファイルとしてサーバーに置かれているわけではありません。
ユーザーがサイトにアクセスした瞬間に、サーバーの中にある「記事データ(データベース)」と「デザインのテンプレート(PHP)」が合体して、その場でHTMLを生成して表示するという仕組み(動的生成)になっています。この「自動で組み立ててくれる仕組み」があるからこそ、私たちは管理画面から文字を入力するだけで済むのです。
4. 現場のプロからのアドバイス
WordPressは非常に便利ですが、「HTMLとCSSの知識が不要になるわけではない」という点に注意してください。
- 細かいデザインの調整(CSS)
- 独自のレイアウト変更(HTML)
- 不具合が起きた時の原因調査
これらを行うには、やはり基礎知識が必要です。基礎があるからこそ、WordPressという道具を最大限に使いこなせるようになります。
まとめ:現代のWeb制作に欠かせないツール
全4回にわたって、HTML・CSS・WordPressの役割を解説してきました。
- HTML: 情報を整理し、骨組みを作る
- CSS: 見た目を整え、デザインする
- WordPress: 誰でも更新できるようにシステム化する
この3つの関係を理解することが、Web制作への第一歩です。これからサイト制作を始める方は、まずHTML/CSSの基礎を学びながら、WordPressを実際に触ってみることをおすすめします!
Gainet.bizでは、Web制作の基本から最新トレンドまで、現場の知見を元に発信しています。
次回からは、より具体的な「WordPressのカスタマイズ術」についても触れていく予定です。ぜひお楽しみに!

株式会社ガイネット代表取締役 趣味は神社仏閣巡り 初めてホームページを作ったのは20年以上前。そこから2社ほどで修行し33歳でフリーランスに、色々あって今さら法人設立。WEBとデザインの何でも屋であり書家でありYouTuberです。