CoCo壱番屋は「カレー屋」ではない?

CoCo壱番屋に行くと、つい頼んでしまう組み合わせってありませんか。

自分はだいたい、チーズとほうれん草。
なんかあの組み合わせ、やたらうまい。

最初に行ったのは子どもの頃で、父と二人だった気がします。
そのときはシンプルなカレーを食べていたはずなのに、気づけば今は自分なりの定番ができている。

こういう「自分の型」ができている人、多いと思います。


選択肢が多いのに、なぜ成立するのか

ココイチって、冷静に見るとかなり不思議です。

  • ご飯の量
  • ルーの量
  • 辛さ
  • トッピング

選べる項目がかなり多い。

普通、ここまで選択肢が増えると、

  • 迷う
  • 注文が遅くなる
  • ストレスになる

だから多くの飲食店は、あえて絞ります。

でもココイチは逆で、

選択肢を増やしているのに、ちゃんと回っている。


① 土台が完全に固定されている

まず大前提として、

カレーという完成された土台があります。

味の軸がブレないから、

  • 何を乗せても大きく外れない
  • 満足度が安定する

つまり、

自由に見せているけど、土台は完全に固定されている。


② トッピングは「原価設計」

トッピングも、ただ種類を増やしているわけではありません。

  • 肉系は原価が高い
  • 野菜やチーズはコントロールしやすい

このバランスで、

全体の原価を崩さないように設計されています。


③ 「自由に見せて、実は誘導している」

さらに面白いのがここです。

ココイチは、

自由に選んでいるようでいて、

  • 人気の組み合わせ
  • 定番の選び方

が自然と目に入るようになっています。

つまり、

完全な自由ではなく、ある程度コントロールされている。


④ 「自分で決めた感」が価値になる

そして重要なのがこれです。

人は「自分で選んだもの」に価値を感じます。

  • 同じカレーでも満足度が上がる
  • 多少高くても納得しやすい

この心理をうまく使っています。


CoCo壱番屋の本質

ここまで整理すると、

ココイチは単なるカレー屋ではなく、

カスタマイズ体験で単価と満足度を同時に上げる仕組みです。

普通は、

単価を上げると満足度は下がりがちです。

でもココイチは、その逆を成立させています。


広告・ホームページにも当てはまる

この構造は、そのままマーケティングにも当てはまります。

よく言われるのが、

選択肢を増やすと売れないという話。

ただしそれは、

構造がないまま増やしている場合です。


選択肢は設計すれば価値になる

  • 土台が決まっている
  • 選ばせ方が設計されている

この状態であれば、

選択肢はむしろ価値になります。


まとめ

CoCo壱番屋は、

  • 自由に見せて
  • 裏側でコントロールし
  • 体験として成立させている

このバランスが非常にうまい。


最後に

あなたのビジネスはどうでしょうか。

ただ選択肢を増やしていませんか。
それとも、選ばせながら設計できていますか。

この違いが、結果を大きく分けます。

page top