
前回の記事では、AIに情報を伝える「構造化データ」という技術的な側面を解説しました。
しかし、技術的に正しくても、その情報の「中身」が信頼できなければ、AIはユーザーにそのサイトを推薦しません。
そこで重要になるのがE-E-A-T(イー・イー・エー・ティー)です。AI検索時代において、これまでのSEO以上に評価の分かれ道となるこの概念について、具体的な対策を解説します。
1. E-E-A-Tとは何か?
E-E-A-Tとは、Googleが検索品質評価ガイドラインで提示している、サイトの信頼性を測る4つの指標の頭文字を取ったものです。
- Experience(経験): 実体験に基づいた情報か
- Expertise(専門性): その分野に精通した知識があるか
- Authoritativeness(権威性): 他者から認められているか、公式な立場か
- Trustworthiness(信頼性): 誠実で安全な運営がされているか
2026年現在のAI検索は、「もっともらしい嘘(ハルシネーション)」を避けるため、このE-E-A-Tが非常に高いサイトの情報を優先的に引用するようになっています。
2. AIに評価されるための「経験(Experience)」の出し方
AIはインターネット上の既存の知識をまとめるのは得意ですが、「実際にやってみた感想」や「現場での失敗談」は持っていません。そのため、以下のような「生の情報」が含まれるページを高く評価します。
- 実際に製品を使った際のオリジナル写真の掲載
- 「現場で起きたトラブルをどう解決したか」という具体的なエピソード
- AIには生成できない独自の調査データやアンケート結果
3. 専門性を証明する「著者プロフィール」の強化
AIは「誰が書いたか」を厳格にチェックします。匿名性の高い記事よりも、実在するプロフェッショナルの署名がある記事が選ばれます。
- 著者情報の詳細化: 名前、顔写真、役職、保有資格、その分野での経歴を明記しましょう。
- 外部SNSとの連携: 著者のX(旧Twitter)やLinkedIn、公式なプロフィールページへのリンクを貼ることで、AIは「実在する専門家である」と紐付けを行います。
- 運営会社情報の充実: 会社概要、所在地、電話番号、沿革など、実体のある組織であることを明示します。
4. 権威性と信頼性を高める「リンクの質」
AIは「周囲からどう評価されているか」も見ています。
- 公的な情報源へのリンク: 自分の意見だけでなく、官公庁や大学、大手メディアなどの信頼できるソースを引用・参照しているか。
- 被リンク: 他の信頼できるサイトから紹介されているか(これは従来のSEOと同様に重要です)。
まとめ:AI時代の最強の武器は「実体験」と「信頼」
AI検索が普及するほど、ネット上の情報は似通ったものになっていきます。その中でAIが「このサイトを紹介しよう」と決める決め手は、発信者の信頼性と、AIには真似できない独自の経験です。
- 「誰が書いたか」をプロフィールで明確にする
- 独自の写真や一次情報(経験)を盛り込む
- 公的な情報を正しく引用し、信頼の根拠を示す
次回は、AIがユーザーへの回答として最も引用しやすい形式である、「Q&A(FAQ)コンテンツ」の作り方について解説します!

株式会社ガイネット代表取締役 趣味は神社仏閣巡り 初めてホームページを作ったのは20年以上前。そこから2社ほどで修行し33歳でフリーランスに、色々あって今さら法人設立。WEBとデザインの何でも屋であり書家でありYouTuberです。