
実家のすぐ近くにダイイチがあって、部屋の窓から見えてたんですよね。
だから今でも、スーパーならなんとなくダイイチが好きで。
ココノススキノに出店すると聞いたときは、
「ああ、やっと世間も良さに気づいたか」と少し思いました。
派手じゃないのに、ちゃんと伸びている
ダイイチは、
- 圧倒的に安いわけでもない
- 全国チェーンのような規模でもない
それでも売上は500億円規模で、安定して伸びています。
このポジションで成立しているのは、実はかなり珍しいです。
「どちらにも振り切らない」という選択
強いスーパーというと、
- 価格で圧倒するタイプ
- 高級路線で差別化するタイプ
このどちらかに振り切るイメージがあります。
でもダイイチは違います。
どちらにも振り切らないことを、意図的に続けている。
売場にある「ちゃんとしてる感」
実際に店を回ると分かります。
全体として「ちゃんとしてる」んです。
- 生鮮は見栄えが整っている
- 惣菜は派手ではないが日常にちょうどいい
安さ一点突破の店だと品質に波が出ることがあるし、
高級志向に寄せると日常使いから外れます。
その中間に居続ける。
しかも、それを継続している。
ここが強さです。
本部と現場のバランス設計
チェーン展開で難しいのはここです。
- 本部で固めれば安定するが、現場の強さが消える
- 現場に任せれば柔軟だが、バラつく
ダイイチはその間をうまく取っています。
売場には「人が作っている感じ」が残っているのに、
全体としては崩れていない。
このバランスは簡単に真似できません。
出店戦略も“堅実”
出店の流れも特徴的です。
- 帯広で基盤を作る
- 旭川へ展開
- 札幌へ拡大
そして現在はすすきのへ。
いきなり広げるのではなく、
勝てる場所で密度を作ってから広げている。
勢いではなく、計算で動いています。
規模の取り方が絶妙
ダイイチは、
- 小さすぎない
- 大きすぎない
この中間の規模にいます。
だから、
- 仕入れ効率は確保できる
- 現場の柔軟さも残せる
どちらかに寄っていたら、このバランスは成立しません。
ダイイチの本質
ここまで見ると、
ダイイチは単なるスーパーではなく、
極端に寄らずに成立させ続ける
ポジション設計の会社です。
マーケティングへの応用
この考え方は、そのまま使えます。
二択に寄りすぎていないか
- 安さでいくのか
- 高級感でいくのか
この二択に無理に当てはめていないか。
中間ポジションを設計できているか
中途半端と中間は違います。
- 意図して真ん中に立つのか
- なんとなくそうなっているのか
ここで結果は変わります。
継続できるバランスか
- 無理な価格
- 無理な演出
一時的には刺さっても、続きません。
「外さない状態」を維持できるかが重要です。
まとめ
ダイイチがやっているのは、
派手な差別化ではありません。
外さないポジションを取り続けることです。
最後に
あなたのホームページや広告はどうでしょうか。
- 尖らせすぎていないか
- 無難に寄りすぎていないか
「外さない」設計、できていますか。
デザイン系の専門学校卒業後、WEB動画系会社、フリーランスを経て現職へ。株式会社ガイネット取締役。映像制作、SNSプロデュース、グラフィックデザイン、イラストを手掛ける。