「お盆休みのお知らせ」にも会社らしさは出る

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この時期になると、お店の入口や会社のホームページで「お盆休みのお知らせ」を見かけるようになります。

8月○日から○日まで休業いたします。

よく見る案内です。

必要なことは書いてありますし間違いでもありません。

ただ、いろいろな会社のお知らせを見ていると、同じ休業案内でも受ける印象が少しずつ違うことに気付きます。

日付だけが大きく書かれたもの。

営業再開日まで丁寧に書かれているもの。

休業中に届いた問い合わせを、いつから順番に確認するのかまで書かれているもの。

伝えている内容は、どれも「休みます」ということです。

それでも、なんとなく安心できる案内があります。

反対に、少し迷ってしまう案内もある。

こういう小さなところにも、会社らしさは出るのかもしれません。

会社が伝えたいことと、お客様が知りたいこと

会社が休業案内を出すとき、一番伝えたいのは休みの日程です。

何日から何日まで休むのか。

それが書かれていれば、案内としては成立しています。

ただ、お客様の側から見ると、知りたいことは日程だけではない場合があります。

たとえば、休業中にメールを送ってもいいのか。

送った問い合わせは届いているのか。

いつ頃から返事が来るのか。

急ぎの用件がある場合は、どうしたらいいのか。

会社側からすると、そこまで書かなくても分かるだろうと思うことがあります。

僕もあります。

でも、見る側にとっては、その一言があるだけで安心できます。

「休業中にいただいたお問い合わせは、営業再開後に順次対応いたします」

たったこれだけです。

文章としては特別なものではありません。

それでも、お客様が次に気になることへ、先回りして答えています。

これもひとつのデザインだと思います。

デザインは、きれいに見せることだけではない

デザインという言葉を聞くと、色や形、写真、レイアウトを思い浮かべる方が多いかもしれません。

もちろん、それもデザインです。

見やすい文字。

読みやすい配置。

会社の雰囲気に合った色。

どれも大切です。

ただ、デザインは見た目を整えることだけではありません。

相手が迷わないように情報を並べること。

必要な情報を、必要な順番で伝えること。

読んだ人が次にどうすればいいのか分かるようにすること。

これも立派なデザインです。

むしろ、こちらのほうが大事な場面もあります。

休業案内を見て「結局、営業はいつからなんだろう」と思わせてしまえば、どれだけきれいな画像でも少しもったいない。

反対に、白い背景に黒い文字だけでも、必要なことが分かりやすく整理されていれば安心できます。

見た目はシンプル。

でも、ちゃんと伝わる。

僕は、そういう案内を見るといいなと思います。

丁寧にしすぎなくても大丈夫

こういう話をすると、詳しく書かなければいけないと思う方もいるかもしれません。

長い文章にする必要はありません。

休業案内の場合なら、基本的には次の内容が分かれば十分です。

  • 休業する期間
  • 営業を再開する日
  • 問い合わせへの対応時期

店舗であれば、営業再開日の営業時間もあると親切です。

予約が必要な仕事なら、休業前の受付期限を書いてもいいかもしれません。

ただし、何でも詰め込めばいいわけではありません。

情報が増えすぎると、かえって大事な日付が見えにくくなります。

その案内を見た人が、一番知りたいことは何か。

そこを考えて、必要な情報だけ残す。

引き算もデザインです。

会社の案内を作っていると、つい全部伝えたくなります。

僕も説明を足したくなるほうです。

気が付くと、休業案内なのに会社案内のようになっている。

それでは少し重たい。

休む日が分かって、再開する日が分かって、問い合わせの扱いが分かる。

そのくらいがちょうどいいのだと思います。

小さなお知らせほど、普段の姿勢が出る

会社案内や採用ページを作るときは、多くの会社が時間をかけます。

どんな写真を使うか。

どんな言葉で強みを伝えるか。

会社の雰囲気をどう見せるか。

何度も打ち合わせをして、丁寧に考えます。

一方で、休業案内や営業時間変更のお知らせは、急いで作ることが多いものです。

通常業務の合間に作り、その日のうちに掲載する。

そこまで時間をかけられないこともあります。

だからこそ、普段の姿勢が出やすいのかもしれません。

とりあえず日付だけ載せて終わるのか。

見る人が困らないように、もう一言添えるのか。

どちらが正しいという話ではありません。

業種によって必要な情報も違います。

ただ、小さな案内であっても、それを見た人は会社の印象を受け取ります。

「きちんとしている会社だな」

「親切な会社だな」

「少し分かりにくいな」

人は案内だけを見ているようで、その向こうにある会社の姿勢も見ています。

ホームページのトップページだけが、会社の印象をつくるわけではありません。

お知らせの記事。

営業時間の表示。

電話番号の近くにある一言。

そういう細かな部分が積み重なって、会社の見え方になっていきます。

休みのお知らせも、会社の自己紹介

以前、お店の入口に貼られた休業案内を見たことがあります。

手書きで、少し文字が曲がっていました。

きれいに整ったデザインではありません。

でも最後に、

「暑い日が続きますので、皆さまもどうぞご自愛ください」

と書かれていました。

お店に入ったことはなかったのですが、なんとなく温かい印象が残りました。

上手な文章ではなくても、その店らしさが伝わったのだと思います。

もちろん、すべての休業案内に季節の挨拶を書く必要はありません。

かっちりした案内が似合う会社もあります。

短く簡潔なほうが、その会社らしい場合もある。

大切なのは、うまく見せることよりも、普段のお客様との接し方から離れすぎないことです。

いつも親しみのある接客をしているお店なのに、案内だけ急に堅い文章になると、少し距離を感じます。

普段は落ち着いた対応をしている会社なのに、派手な画像と大きな絵文字が並ぶと、これも少し違和感があります。

休業案内も会社の自己紹介。

そう考えると、自社らしい伝え方が見つけやすくなります。

お知らせを出す前に少しだけ見る側になる

休業案内を作ったら、掲載する前に一度だけ、お客様の立場で眺めてみるといいかもしれません。

休みの期間はすぐに分かるか。

営業再開日は書いてあるか。

問い合わせをしたい人が迷わないか。

スマートフォンで見ても読めるか。

難しい確認ではありません。

数十秒でできます。

でも、この数十秒があるかどうかで、伝わり方は変わります。

会社の魅力は、大きなキャッチコピーだけで伝わるものではありません。

お客様への小さな気遣い。

分かりやすい案内。

迷わせない情報の出し方。

そんな日常の中にも、その会社の良さはあります。

お盆休みのお知らせは、しばらくすると読まれなくなる情報です。

掲載されている期間も長くありません。

それでも、その一回のお知らせで「この会社は親切だな」と思ってもらえることがあります。

デザインとは、きれいに飾ることではなく、相手が迷わないようにすること。

お盆休みの案内を作るとき、日付の下に一言だけ加えてみる。

それだけでも、会社の見え方は少し変わるかもしれません。

さて、弊社のお盆休みですが、8月8日から17日はお休みというわけでもありませんが、イベントの運営が重なっているため実際の対応が18日以降なりますのでご了承ください。

隙間見てお墓参りしてきたいと思います。

今時期は逆に休めないのでそのうちどこかで遊びの時間を作りたいなとは思っています。

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